先輩から受けた恩は、後輩に返す。
システム開発部 2010年入社
拓殖大学 政治経済学部卒 O.Y
安心というか、慢心というか。入社前に言われたんです。「文系でも問題ない。会社で教えるから、入社前は遊んでおけ!」と。そうして言われたとおり、しっかり遊びました(笑)。ほぼ無勉強の状態ではじまった新人研修。プログラミングだけでなく、システムの概念から丁寧に教えていただきました。でも、研修についていくことにやっとの状態。12人いた同期のなかで、いつもビリでした。それでも続けてこられたのは、粘り強く指導してくれて、チャレンジもさせてくれた先輩の存在が大きいです。入社3年間で、プログラマからシステムエンジニアの業務までできるようになりました。ほんとうに、人にめぐまれたと思います。
教えてもらうばかりだった1年目。3年目から、後輩の面倒を見る機会が増えてきました。毎年、新人研修プロジェクトチームが立ち上がります。メンバーは立候補制。入社4年目時、はじめてそのメンバーに手を挙げました。お客さまに自分の意思をうまく伝えられないことがあって。新人たちの前で講義をして、練習しようと思ったんです。教えるためには、自分が業務を理解しなくてはいけないし、伝え方にも工夫が必要になります。資料づくりや講義を通して、新人以上に、私にとっても成長する有意義な機会になりました。
仕事を教える立場になって、つくづく思います。後輩の面倒を見るのが好きなのだということを。もしかしたら、苦労している新人を見て、自分を重ねてほっとけない気持ちがあるのかもしれません。まだまだ学びたい技術もありますし、お客さまを持って、さまざまなシステムを構築していきたい。そして、いつかは色々な事にも挑戦していきたいですね。人生は一度きりですから、今しかできないことをとことん追求したほうがいい。だから、私も学生のみなさんに伝えたい。
「入社するまでは、安心して、とことん遊んでこい!」と。