大学卒業後、1年間の就職浪人を経て入社。同世代からは1年遅れのスタートでしたが、情報工学を学んでいたため、研修から現場に入るまではスムーズだったように思います。10年以上のキャリアのなか、関わったプロジェクトは4つ。一つひとつのプロジェクトが長く、6年携わっていたこともあります。入社4年目には後輩がつくようになりました。ただ、大きなチームのなかの、小さなチームのリーダー。マネジメント業務の幅を徐々に広げながら、いつプロジェクトリーダーになってもいいような心構えを整えていきました。そして入社10年目、「主任」という役職が付き、現在はプロジェクトリーダーを担っています。

プロジェクトリーダーのミッションは、お客さまのパートナーとしてシステムの設計を担当、そして若手メンバーをまとめ、成果をあげるチームの構築です。マネジメントで大切なポイントがいくつかあり、そのひとつがお客さまとの関係構築です。親交を深めるという意味だけではなく、要求に対して真摯に応え信頼を積み重ねていきます。課題に対する解決方法を示す提案力も重要。大企業なら、ひとつの障害がニュースになることもあるため、バグを限りなくゼロに近づける品質向上も大切です。チームワークを発揮して高い顧客満足を実現、「次もお願いしたい」と言っていただける仕事づくりに挑んでいます。

縁があって入社した会社です。できれば長く勤めたい。主任の先に、課長や部長という役職があり、同年代で部長職の社員もいます。将来はわたしもそこを目指したいですが、いまはキャリアアップよりはプロジェクトのなかで経験を積みたいですね。安定して人を増やせるプロジェクトを育て、若手が安心してチャレンジできる体制を強化したいと考えています。新人の成長が、会社の成長に直結します。だからこそ、期待の新人たちに応えられるようなチームを、いまはいちばんに考えたい。課長や部長は、それからですね。